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●内容 | 現在広く用いられているカーナビゲーションは、目的地へ効率よく到達するための手段としてその役割を果たしている。安全で快適なドライブを楽しむためには、このようなナビゲーションだけでなく、各種の危険性(急なカーブ・勾配変化、凍結の可能性のある陸橋、急に現れる雪道など)を予知し、ドライバーの運転能力に合わせて事前にアドバイスする、すなわち、助手席に熟練した指導者が乗っているような状態を作り出す“ドライブアドバイザシステム”の実現が望まれる。この研究室では既にそのための装置を試作し、試験を行い、その実用性を確認しつつある。この装置は、GPS、加速度センサー、PCからなり、道路を走ることにより地理的データばかりでなくドライバーの運転能力を含むデータを蓄積し、それをもとにドライバーに適切な指示を出すものである。将来、地図データとこのアドバイザシステムを組合せることにより、また路車間通信等も組合せることにより、ドライバーの運転能力に合わせ、また車の性能を最大限に引き出した安全で楽しいドライブが可能となると期待される。実用的なシステムの開発を目指して研究に取組んでおり、関心を持つ企業との共同研究を希望している。 | ||||
●研究者 |
特任教授
草加 浩平
大学院工学系研究科 機械工学専攻 |