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●内容 | マイクロ化学チップの中での化学反応は超微細空間の中を反応場として用いるため、試料や試薬量が非常に微量で済むメリットがあるが、一方試料の検出・測定という面から見るとデメリットともなり、高感度の検出技術が必要である。熱レンズ顕微鏡は、この目的のために、この研究室で独自に開発され、既に製品化されている。これは目的物質の光吸収後の無輻射遷移で熱が発生する現象を原理としており、一般に用いられている吸光法(レーザー誘起蛍光法:LIF法)とほとんど同じ適用領域をもち、感度に関しても吸光法に比べ3桁以上の高感度を実現している。目的物質を数十マイクロメートルの深さのマイクロチャネル内で高感度に検出でき、理想的な条件下では単一分子レベルの定量分析も可能である。このような課題を有する企業、団体などに対して測定の技術指導などを行うことが出来る。 | ||||
●研究者 |
教授
北森 武彦
大学院工学系研究科 応用化学専攻 |
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