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整理番号 4526   (公開日 2008年06月06日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学農林水産・食品
遺伝子組換え飼料作物を用いた家畜疾病予防ワクチンの開発
●内容 家畜の感染症は食料生産で多大な経済的損失をもたらす上、鳥インフルエンザで見られるように人への感染源となる危険性を持っている。これらを防御するために、家畜への抗生物質やワクチンの投与が行われてきた。しかし、コスト(人手)、食品安全性等の観点から大きな制約があった。この研究室では、通常注射によるワクチン投与に代わる経口または経鼻ワクチンの開発を目指している。具体的には、病原体抗原と粘膜免疫を高めるペプチドとの融合蛋白質や抗菌ペプチドを遺伝子導入法で飼料作物(稲など)に発現させ、これを餌として投与する研究を進めている。
これまでにブタ回虫の表面抗原を導入した米をマウスに食べさせ、感染防御効果を実証した。また、狂犬病ウイルスでは、経鼻ワクチンの有効性を確認した。更に、リーシュマニア原虫、並びにオーエスキー病、ニューカッスル病、日本脳炎などのウイルス病も研究対象としている。これらの成果は、安価で安全な食肉生産、およびペット等の動物の発病予防のみならず、ヒトの感染防御にも貢献すると思われる。
より効率的で高含量の目的蛋白質を発現する組換え植物(穀物類)の作成に関する技術を持つ企業、または研究機関との共同研究、並びに新規な飼料、または動物薬、医療食品(健康食品)の開発に興味、意欲がある企業、地方自治体、団体等との共同開発を希望している。
●研究者
准教授 松本 安喜
大学院農学生命科学研究科 農学国際専攻
●画像


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組換えイネの給餌によるブタ回虫感染防御免疫誘導:
ブタ回虫蛋白As16の遺伝子をイネに導入した組換えイネを作出し,その種子をマウスに経口投与すると,ブタ回虫感染を抑制する免疫が誘導された。
(C) 松本安喜

狂犬病における経鼻免疫の有効性:
狂犬病は致死率が高く,今なお年間3万〜5万人もの死者を出している。ウイルスを経鼻免疫したマウスにおいて,中和抗体産生(下段左),免疫後の狂犬病ウイルス感染後のマウス生残率の上昇が認められ,経鼻免疫の有効性が示された。
(C) 松本安喜
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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