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整理番号 4565   (公開日 2008年08月04日) (カテゴリ 医学・薬学
前立腺癌に対する制癌剤を始めとするGnRH受容体に関連する医薬品の探索と評価
●内容 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)は脳の視床下部で合成され、下垂体から性腺刺激ホルモンを分泌させる神経ペプチドホルモンで、性周期をはじめ様々な生殖現象を司っている。また、脳以外の胎盤や性腺などにも存在するが、そこでの役割は不明である。
近年、GnRH が関わる疾患、例えば前立腺癌、良性前立腺肥大、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮線維腫、思春期早発症、乳癌女性の多毛症、月経困難症、不妊等の性ホルモン依存性疾患や避妊、睡眠障害、過敏性腸症候群などに対する予防、又は治療に向けた様々なGnRHアゴニスト、アンタゴニストの開発、又は研究が行われている。
この研究室では、ヒト前立腺癌由来細胞株、ヒト子宮体癌由来細胞株などを用い、GnRHが増殖と転移に及ぼす影響を研究している。最近、GnRHの活性が生理的以下の低い濃度でも検出できるコロニー形成率測定系を開発した(図1)。更に、RNA干渉法(RNAi)を用いて、GnRH受容体分子の発現を制御した細胞株を作成し、その分子機構の研究も進めている(表1)。
これらの実験系は、新規なGnRH関連の薬剤を効率よく評価・検定できると共に、その作用機序の解析にも応用できると考えられる。
このような実験系とメカニズムに基づく制癌剤などの医薬品の探索、開発に興味を有する企業との共同研究が可能である。
●研究者
准教授 朴 民根
大学院理学系研究科 生物科学専攻
●画像


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図1.コロニー形成率測定系を用いたヒト癌細胞株、HHUA(ヒト子宮体癌由来)とJarkat(ヒト白血病由来)のGnRH反応性の解析:癌種由来によってGnRHの反応性が正反対となる。ラット抹消血液中のGnRH濃度は4 pg/ml以下、最高濃度である排卵直前の下垂体門脈で200pg/ml(灰色領域)。
(C) 朴 民根

表1:ヒトGnRH受容体遺伝子には2種類(hGnRHR-1・2)があり、hGnRHR-2からはバリアントmRNAも作られる。これらのmRNAを一つずつノックダウンさせるとGnRHの反応性が変化する。アゴニスト(GnRH-I・II)とアンタゴニスト(Cetrorelix)の反応性の変化が検出でき、機構の解明が可能。
(C) 朴 民根
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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