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整理番号 4601   (公開日 2008年08月01日) (カテゴリ 医学・薬学農林水産・食品社会・文化・教育
「やる気」を起こさせる神経メカニズムの研究
●内容 先進諸国では急速な少子高齢化が進み、高齢者の気力低下や若年者のうつ病増大などが社会的問題となっている。一方、恋をすると「やる気」が出ることも経験的に知られている。
この研究室では、熱帯魚を用いた神経生理学や行動実験を元にして、動物行動の動機付けを調節する神経メカニズムの研究を進めている。特に、重要な要因として「終神経GnRH系」に属するニューロンが作る性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)(ホルモンに類似したペプチド)に着目している。このペプチドは脳全体で放出されているが、これを産生するニューロンを壊した魚は、巣作りや放精の能力自体は失われないが、ペアリング後の巣作りに対する動機付けが顕著に低下することが判明した。更に、正常な雄にこのペプチドのアゴニスト・アンタゴニストを投与すると、それぞれ、この巣作り動機付けの自発的消失が遅らされたり早められたりすることも明らかにした。これらの結果は、このペプチドが魚の行動の動機付けを調節していることを示唆している。即ち、このGnRHペプチド神経系は動物の「やる気」に関わっていると考えられる。
動物行動制御の応用面にも大きな影響を与える可能性を持つこのペプチド、及びアゴニスト・アンタゴニストの開発や動物実験などに関心を持つ企業・団体との共同研究を希望している。
●研究者
教授 岡 良隆
大学院理学系研究科 生物科学専攻
●画像


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「雌雄のペアリング後の単独雄の巣作り行動は雄の動機付けの良い指標となる」
左図は、雌雄のペアリングを行った際に雄が示す巣作り行動とクラスピング行動。
右図は雌雄のペアリング後、雌を引き離した後に暫時継続する単独雄の巣作り行動
(C) 岡 良隆
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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