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●内容 | 炭酸カルシウム(CaCO3)は、セメント、陶器類、タイル、錠剤の基材、チョーク、製紙、製鉄などに用いられ、ゴムや練り歯磨き等の添加剤や化粧品 原料、食品添加物としても使用されている。 本研究室では、生体が形成する貝殻や耳石など、いわゆるバイオミネラルの研究を通して、炭酸カルシウム構造の様々な評価のノウハウを蓄積してきた。具体的な評価法として(透過型、走査型)電子顕微鏡、X線回折、熱分析などが挙げられる。特に電子顕微鏡による評価に関しては、フォーカスイオンビーム法による試料作製や電子後方散乱回折(EBSD)などによる局所的な構造の解析が可能である。これらの充実した分析機器による解析技術とノウハウを生かして、産業界で広く用いられている素材、バイオ関連や、漁業・養殖関連の企業・団体との共同研究の可能性を考えたい。 |
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●研究者 |
教授
小暮 敏博
大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 |
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