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整理番号 4712   (公開日 2008年11月14日) (カテゴリ 環境・エネルギー素材
芳香族分子を増感剤とする光重合反応の効率化
●内容 ポリエチレン、ポリアクリル酸などの合成高分子、合成樹脂 (プラスチック)は、広く生活や産業に活用されており、その多くはラジカル重合反応で合成されている。その中で光感受性樹脂の合成においてN-フェニルグリシン(NPG)は、光化学的なラジカル発生剤として広く用いられている。
この研究室では、有機光化学反応の中でラジカル重合の機構解明を進めている。最近、ピレンなどの多環状芳香族分子の存在下で、光(366 nm)を照射すると、多環状芳香族分子の光誘起電子移動を経由してNPGが効率よく分解し、ラジカル重合を開始することを見出した。また、NPGのフェニル基に様々な置換基を導入してピレン増感光分解反応性を検討したところ、電子供与性置換基が分解効率の向上に有効なことを明らかにした。特に、この研究室で合成した新規NPG誘導体NDMPG(N-(2,4-ジメチルフェニル)グリシン)を用いた光重合開始系では、アクリル酸イソオクチルの重合速度がNPGと比べて3倍程度に増大することが判明した。
このようなNPG類などの光重合開始系に興味をもつ企業・団体などと共同研究を行う用意がある。
●研究者
教授 村田 滋
大学院総合文化研究科 広域科学専攻
●画像


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「様々なメチル置換NPGのピレン増感光分解反応におけるNPGの分解速度と電子移動に伴う発熱量の相関」
電子供与性の高いNPGほど、光分解されやすいことが示されている(NDMPG =N-(2,4-ジメチルフェニル)グリシン)。
(C) 村田(滋)研究室

「アクリル酸エステルを用いたピレン‐NPG光重合開始系の評価」
NMPG(N-(4-メチルフェニル)グリシン)を開始剤に用いると重合速度はNPGより低下するが、NDMPGでは分解効率の著しい向上によって重合速度も3倍程度まで増大する。
(C) 村田(滋)研究室
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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