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整理番号 4743   (公開日 2008年12月02日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学大気・海洋
海水中の溶存有機物中の有用物質の探索
●内容 海洋には、大気中の二酸化炭素量に匹敵する700ギガトンに及ぶ炭素が、溶存有機物として存在しているが、その化学構造や生成のメカニズムは未知な部分が多い。特に、サイズ分画によって分子量1,000以下の低分子化合物が溶存有機物の60-80%を占めることが明らかになっているが、海水中に多量に存在する無機塩類との分離が技術的に困難なため、全体の構造解析は全く進んでいない。
低分子溶存有機物の特徴として近年得られてきた知見として、14C年代測定によると海洋における平均停滞留時間が数千年にも及ぶこと、海洋の細菌群集にはほとんど分解されないこと、アミノ酸、糖、脂肪酸等、一般的な生体有機物質のユニットとして分子レベルで同定される部分は全体の10%以下であること、等が挙げられる。その生成過程や化学的実体は未だ謎に包まれたままであるが、一つの可能性として、海洋生物由来の生体高分子物質が分解、変質する過程で、副産物的に構造的に非常に多様性に富んだ小フラグメントが僅かずつ生成し、それらが海洋中に徐々に貯まっていくプロセスが考えられる。
この仮説が正しいとすると、海洋には非常に多様で、まだ知られていない未知なる天然有機化合物が莫大量存在していることになり、その中に医学的、薬学的、あるいは物質材料として有用な物質が含まれている可能性も考えられる。それらの探索に関心のある企業、研究所等との共同研究を希望する。
●研究者
准教授 小川 浩史
大気海洋研究所 海洋地球システム研究系
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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