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整理番号 5370   (公開日 2010年03月25日) (カテゴリ 医学・薬学
血流の力学的作用による血管損傷評価システムの開発
●内容 動脈硬化症は、血管壁の老化などに伴い血管の弾力性が喪失した状態で、血圧が高くなるに伴い、血管の破裂と出血を引き起こし、血栓による脳梗塞、心筋梗塞、狭心症の原因となっている。また、血管内皮は血管の内表面を構成する血液と接している薄い細胞の層で、この損傷が動脈硬化症、糖尿病、高血圧症などの血管病を引き起こすことが知られている。
この研究室では、血流の力学的作用による血管内壁の損傷メカニズムの解明と検証を進めている。具体的には、動物から摘出した血管組織を用い、血流の力学的作用を血管内壁に負荷する血管損傷評価システム(図1)を開発し、壁面せん断応力が血管内壁に与える損傷を解析している。その結果、一定のせん断応力値を超えると顕著に血管内皮細胞が損傷して喪失する(図2)ことを評価するシステムを構築した。
この技術は、動脈硬化症発症の解明のみならず、様々な血管病や血圧制御、凝固線溶系、炎症反応などに関与する内皮細胞の機能を、血流の力学的作用との関係で評価できる新たなシステムとなり、関連する疾患の治療・予防薬の開発にも有用と考えられる。
これらの研究に、興味のある企業・団体との共同研究を行う用意がある。
●研究者
教授 大島 まり
大学院情報学環 文化・人間情報学コース
生産技術研究所 機械・生体系部門
●画像


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図1 血管損傷評価システム
動物から摘出した血管組織を生体内を模擬した培養環境下において、血管内壁に血流の力学的作用を負荷させ、血管内細胞の単位面積あたりの個数密度で損傷程度を評価するシステム。
(C) 大島まり

図2 血管内皮細胞の局所的なはく離(τ = 173dyn/cm2)
血流は血管壁に圧刺激、進展刺激、ずり刺激を与え、それらの作用による壁面せん断応力が血管内皮細胞の局所的な剥離を起こす。
(C) 大島まり
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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