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整理番号 5519   (公開日 2010年08月20日) (カテゴリ 環境・エネルギー機械大気・海洋
海洋技術によるグリーン・イノベーション
●内容 「海洋技術によるグリーン・イノベーション」を目標に掲げ、資源・エネルギー・食糧・地球環境に関わる将来の危機を、海洋の利用開発によって克服することを考えている。具体的なテーマとして、以下の3つを実施している。

<海流発電装置の開発>
陸上面積の限られた我が国では、政府の目指す再生可能エネルギーの大量導入には排他的経済水域の利用が欠かせない。我が国の排他的経済水域に点在する離島は、海洋開発利用の重要な拠点として有望である。海域の特性に合わせた海洋再生可能エネルギー発電の導入は、離島にとって新規産業となるとともに、観光資源にもなる。その一環として、巨大海流(黒潮)を利用する海流発電を実現させるため、新形式の海流発電装置を研究している。まだ実用化までには至っていないが、洋上風力発電よりもコストを低減できる可能性があることが分かってきた。
<「海の10モード」指標評価手法の研究>
国際海運の排出する温暖化効果ガス量はドイツ一国に匹敵する。これを効果的に削減する必要性がCOP会議で話し合われた。船舶は大海原を風波と戦いながら航行するため、燃費性能を、船を設計する段階で推定することは難しい。「海の10モード」はこのような現状を打破するために考えている日本独自の指標であり、海洋技術安全研究所との共同研究を通して2009年に原形の完成を見た。日本発のデファクト・スタンダートとなるよう、さらなる高精度化を目指すとともに、実適用先を求めている。
<セイリング式洋上風力発電>
(独)国立環境研究所が提案したセイリング式洋上風力発電装置の操縦性能や構造強度について研究を行っている。その結果、簡単な航行ロジックの適用で、設備利用率40%を越え、且つ高い波にも遭遇しないセイリングが可能なことが分かった。また、流力弾性理論を駆使して充分な構造強度があることを明らかにした。最近では、東大独自のモノハル・コンセプトを提案し、発電コストの面でも許容できる範囲に収めることができることを示した。今後は、実用上の問題であるエネルギー輸送法の研究を展開していく。

本研究室では、今のところ、海洋の要素技術の研究開発を研究の中心としているが、今後は政策論の手法を駆使して要素技術を政策展開することにも力をいれ、海洋技術政策の政・官への提言を通して、我が国の政策に反映させていきたいと考えている。
これらの研究に関心のある企業・団体からのコンタクトを希望している。
●研究者
教授 高木 健
大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻
●画像


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(独)国立環境研究所が提案しているセイリング式洋上風力発電設備の想像図
平成15年から5年間研究が行われた。本研究室ではこの研究を基にさらに発展した形式を研究している。
(C) 高木 健

2重反転タービン式海流発電装置の想像図
浮力を利用すると発電装置を支える支柱は不要になり、コストを低減することが可能。本研究室ではこの方式の安定性などを研究している。
(C) 高木 健
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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