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整理番号 5720   (公開日 2010年12月09日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学
Wntシグナルをターゲットとした大腸癌治療薬の開発
●内容 大腸癌は悪性腫瘍の中でも、最も頻度の高い腫瘍のうちの一つである。大腸腫瘍発生の最初のステップには、APC遺伝子やβ-catenin遺伝子(CTNNB1)など、Wntシグナルの異常が関わっている。しかも大腸癌でこのシグナルを抑制すると、下流で活性化されているTcf4の転写活性が低下するとともに、腫瘍細胞にアポトーシスを誘導することが示されている。したがって、このシグナルを抑制する化合物は、大腸癌を含むWntシグナル活性化が関与している腫瘍に対する有望な治療薬候補となる。
この研究室は、活性化したTCF4に応答するレポータープラスミドを用いて、Tcf4転写活性測定を行う感度の高いcell-based assayシステムを開発した。また同時に、活性化TCF4に反応しない2つのレポータープラスミドを用いて、対照となるassayシステムも作製した。さらにこれらのassayシステムを利用して、Wntシグナル特異的抑制物質をスクリーニングできること、また候補化合物が同定可能なことを確認した。また、Wntシグナルの下流にある新たな遺伝子を同定し、その発現調節を応用した新たな阻害薬スクリーニングシステムの開発にも挑戦している。この研究室はこれら研究を通じて、大腸腫瘍発生の早期に関わる新たなメカニズムを解明するとともに、Wntシグナルの異常が関与する腫瘍に対する新規分子標的治療薬の開発を目指しており、本研究に関心のある企業等との共同研究が可能である。
●研究者
教授 古川 洋一
医科学研究所 附属先端医療研究センター
●画像


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WntシグナルのCell-based assay
高Tcf4活性の癌細胞株に、野生型TCF4配列とレポーター遺伝子を導入したTOP細胞、非感受性の変異型TCF4配列導入のFOP細胞、negative controlのpGL3C細胞のアッセイで、化合物AはTOP細胞のレポーター活性、Wntシグナルを特異的に抑制した。
(C) 古川洋一
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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