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整理番号 5824   (公開日 2011年05月30日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学農林水産・食品
哺乳動物の卵子が持つ発生能力とその制御機構に関する研究
●内容 この研究室では、卵子の発生能力についてMPF(成熟/M期促進因子・・・Maturation/M-phase promoting factor)を中心に、他の細胞周期関連因子および細胞内シグナル伝達系も含めて、それらの制御機構について研究している。
MPFという因子は、タンパク質をリン酸化する酵素で、細胞分裂期を誘導する因子であり、活性を持つp34(cdc2)と、その活性を制御するcyclin Bという2つのタンパク質から出来ていることが、ウニ、ヒトデ、貝など海産無脊椎動物の卵及びアフリカツメガエルの卵を用いた研究から明らかになってきた。
哺乳動物の卵でも同様の活性の存在がマウスとブタの卵を中心に明らかになった。ブタの卵に関する知見はこの研究室の研究が大きな貢献を果たしている。
研究手法としては、卵子の発生能力に関連する遺伝子をブタ卵母細胞のRNAからRT-PCRによりクローニングする。これに検出のためのタグを付けたmRNAをin vitroで合成し、未成熟卵に注入して過剰発現させたり、あるいはこの遺伝子のアンチセンスRNAを合成して注入し発現を抑制したりしてその遺伝子の機能を探っている。また、種々の変異を導入したmRNAの作成も盛んに行っており、同様の方法による機能解析に用いている。
これまでにこの研究室が初めてクローニングし遺伝子バンクに登録したブタ遺伝子は、MPFの構成因子の他、活性制御に関与するタンパク質の合成(mRNAの翻訳)と分解に働く因子、タンパク質のリン酸化・脱リン酸化に働く因子など、合計20以上にのぼっている。
これらの遺伝子やクローニングの手法に関し、興味のある企業等との情報交換の用意がある。研究の詳細については、下記のホームページを参照のこと。
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/iden/mokuji.htm
●研究者
教授 内藤 邦彦
大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻
●画像


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図1.ブタ未成熟卵への緑色蛍光タンパク質のmRNA注入
注入装置にセットしたブタ未成熟卵(A)に、緑色蛍光タンパク質(EGFP)のmRNAを注入している様子(B)、および注入3時間後の卵の状態(明視野+EGFP蛍光(C)とEGFP蛍光のみ(D))。
(C) 内藤 邦彦

図2.マウス2細胞期胚への発現ベクター注入
マウス2細胞期胚の一方の割球に緑色蛍光タンパク質の発現ベクターを注入(A)し、24時間後の胚の様子(B:明視野(左)とEGFP蛍光(右))と72時間後の胚盤胞(C:左から明視野、EGFP蛍光、核染色、および両者のMerge)。
(C) 内藤 邦彦
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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