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整理番号 5864   (公開日 2011年07月25日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学農林水産・食品
昆虫特異的酵素のクローニングと新規化合物合成への利用
●内容 昆虫の体内では、他の動物や植物ではみられない化学反応が起こっていることがしばしばあり、昆虫特異的な酵素がこれを触媒していると考えられている。我々は、ガ類、特に日本産アワノメイガ類が生産する性フェロモンの研究にながらく従事してきた。日本に産する9種のアワノメイガ類には、よく似ていて外部形態による判別が難しい種が多く含まれているが、それぞれが成分とその配合比の異なる性フェロモンを利用することにより、同種を確実に認識し、他種との交雑を防いでいることがわかった。
フェロモン成分の生合成には多くの酵素が関わっていることがわかっていたが、その分子実体はながらく不明であった。我々はフェロモン生合成酵素のクローニングを進めており、最近、脂肪酸不飽和化酵素(desaturase)及び脂肪酸還元酵素(reductase)のクローニングに成功している。これらの酵素を過剰発現系をもちいて発現させ、その酵素としての特異性を調べたところ、他の動物や植物ではみられないユニークな特異性を持っていることがわかった。我々は現在、これらのユニークな酵素の特異性を生かして、医薬品/農薬のリードとなるような新規化合物の合成に利用できないかを模索している。
●研究者
教授 石川 幸男
大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻
●画像


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日本産アワノメイガ類
日本には、未記載種O. spを含めて9種のアワノメイガ類が生息している。大きくGroup IIとGroup IIIに分けられるが、それぞれのグループ内には外部形態では判別の難しい似た種が多い。なお、Group Iの種は日本では発見されていない。
(C) 石川幸男

性フェロモン生合成系
アワノメイガ類の性フェロモン成分とその生合成系ならびに成分の生合成に関与する酵素を示した。私達の研究室では、フェロモン生合成酵素のクローニングを試みている。他の動物、植物ではみられない、特異的な反応を触媒する酵素が多い。
(C) 石川幸男
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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