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整理番号 6246   (公開日 2012年07月11日) (カテゴリ 環境・エネルギー情報・通信土木・建築
大容量連続地震波形データを用いた新たな振動現象の探索
●内容 西南日本には、フィリピン海プレートと呼ばれる岩盤が沈み込み、約100年間隔で大地震が発生する。我々は、その震源域より深部のプレート境界で、非常に微弱な振動現象が発生していることを世界で初めて発見した。この現象は、深部低周波微動と呼ばれ、プレート境界が約半年に一度、数日かけて2cm程度ゆっくり滑るスロースリップに伴って生じるものであり、大地震発生と何らかの関係が期待されている。この深部低周波微動の発見には、1995年の阪神淡路大震災以降に、防災科学技術研究所が日本列島を覆うように30km間隔で整備した高感度地震観測網Hi-netが大きく貢献している。
つまり、観測網の密度が疎から密になったことで、従来はノイズとの区別がつかなかった微弱信号でも、複数観測点での同時検出により認識が可能となったのである。現在では、総計1000か所以上の高感度地震観測点からのデータが24時間連続的に収集されているが、このビッグデータの中には、上述の深部低周波微動のように、まだ発見されていない微弱振動現象が埋もれている可能性がある。そのため、データマイニング等の手法を用いた新たな振動現象の探索に関する共同研究の提案を歓迎する。
●研究者
教授 小原 一成
地震研究所 附属観測開発基盤センター
●画像


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深部低周波微動を含むHi-net200点の1時間連続波形記録例

この記録の中には、見かけ速度の速い遠地地震や少数の観測点で記録される近地の微小地震が含まれている。また、いくつかの観測点では、定常的あるいはランダムにノイズが混入する。そのノイズにも似た振動が複数の観測点で同時に観測された。これが、深部低周波微動である。
(C) 小原一成

西南日本で発見された深部低周波微動分布

深部低周波微動は、南海トラフに沿って発生が想定される巨大地震よりも北側の、プレート境界に沿った、やや深部で発生する。
(C) 小原一成
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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