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整理番号 6258   (公開日 2012年07月17日) (カテゴリ 環境・エネルギー素材機械大気・海洋
海底ケーブルを用いた観測研究
●内容 海における電場(電位差)の測定は、地球内部構造の探査や海流の流量測定のための基本的な技術である。従来、前者の目的では写真に示した海底電磁力計(OBEM)のように10m程度の電極間隔(腕の両端)で電位差を測定するのが一般的である。
一方、後者ではGEK(電磁流速計)とよばれる船で曳航する装置が用いられ、長期観測は通信用の海底ケーブルを再利用するなどの特別な場合に限られる。
この研究室では、海洋研究開発機構との共同研究で、同機構の深海曳航体を用いて海底に10kmのケーブルを敷設して電位差の高精度長期観測を行うシステムの開発研究を行い、試作機による実地観測を行うところまで到達した。
今後は、ケーブル長を100kmまで延ばす事を可能にすることと、世界中の海洋研究所などが保有する深海ロボット(ROV)によって敷設が可能なようにシステムを一般化することが主な課題となっている。
これらが達成されれば、環境変動や海底資源探査などにも適用範囲が広がるとともに、世界中のどの海でも同システムで観測を行う可能性が広がる。
現在、大陸間の情報通信は縦横にはりめぐらされた海底ケーブル通信網によって行なわれている。この通信用ケーブルの中継器筐体内に観測センサーを取付けることが標準化されれば、上記の研究テーマだけでなくさまざまな地球観測にブレークスルーをもたらす。 このような技術開発や技術の応用に興味のある企業との共同研究を望む。

●研究者
教授 歌田 久司
地震研究所 附属海半球観測研究センター
●画像


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研究船から投入される海底ケーブル展張装置
青色の鉄製フレームの上に長さ6kmのケーブルが巻かれたドラムと電位差の測定装置の入った耐圧容器を載せて研究船より海底に自由落下で設置する。海底に到着した後、深海ロボットにより、ドラムの部分を曳航してケーブルを展張する。ケーブルの先端に取付けられた電極と、耐圧容器近傍の電極との間の電位差を精密に測定・記録する。データは耐圧容器を回収後に解析する。
(C) 歌田久司
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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