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整理番号 6550   (公開日 2013年07月09日) (カテゴリ 医学・薬学
膵臓手術で発生する「膵液の漏れ」を可視化する蛍光イメージング法の開発
●内容   膵臓手術に際して、致死的な合併症につながる可能性のある「膵液漏」を予防し、安全に術後管理を行う方法を確立することは、消化器外科に残された最大の課題である。この課題を解決するために、無色透明である膵液を可視化して、膵液漏出の有無や漏出箇所を手術中に正確に検出する技術が求められている。
  当研究室(教授 國土典宏)は医学系研究科 生体情報学講座(教授 浦野泰照)と共同で、膵液中の蛋白分解酵素(キモトリプシン)と反応し、速やかに緑色の蛍光を発するプローブを作成した。このプローブを、患者の膵臓の断端を転写した濾紙に噴霧し、青色光照射下に黄色のフィルターを通して観察することにより、膵液漏出の有無や漏出箇所を手術中に視認することができる。さらに、手術後にドレーン(体液を体外に排出する管)から流出する体液中の蛋白分解酵素活性を測定することにより、膵液漏が重症化するリスクを評価することができる。
(上記内容はプレスリリースしている。参考URL↓
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/press_archives/20130614.html )
  将来的には、本プローブを直接患者体内に散布し、膵液漏出箇所を同定して確実に閉鎖したり、術後膵液漏の高リスク群を選別してドレーン使用の要否を判断したりすることができれば、膵臓手術の安全性が飛躍的に向上し、在院日数や医療費の縮減にも寄与すると期待される。今回、本プローブの体腔内投与を目標とした研究開発に興味を持つ企業との共同研究を希望する。市場規模としては、膵切除術は本邦で年間1万件以上、米国で4万件以上行われており、さらに増加傾向にある。
●研究者
特任講師 石沢 武彰
大学院医学系研究科 医学部附属病院
教授 國土 典宏
大学院医学系研究科 外科学専攻 肝胆膵外科
教授 浦野 泰照
大学院薬学系研究科 薬学専攻
●画像


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膵断端から漏出する膵液の蛍光イメージング
左:膵臓の断端
中:膵断端を転写した濾紙(赤線は膵液を流す主膵管の断端)
右:蛍光イメージング(主膵管以外の部位からも膵液が漏れている)
(C) 石沢武彰、國土典宏、浦野泰照
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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