新着情報 テーマカテゴリ 全カテゴリバイオテクノロジー医学・薬学農林水産・食品環境・エネルギー素材機械情報・通信エレクトロニクス航空・宇宙大気・海洋経済・経営・政策・法律土木・建築社会・文化・教育基礎科学 ごあいさつ ご利用にあたり 検索方法 プライバシーポリシー ご意見・ご質問 実例集 見つからない場合は? DUCRホームページへ トップページ geta_logo
print
印刷時に縮小されてしまう場合などにご利用ください。

整理番号 6634   (公開日 2014年02月05日) (カテゴリ 経済・経営・政策・法律社会・文化・教育
海保青陵、福沢諭吉の比較思想研究
●内容   十八世紀日本の儒者海保青陵(1755-1817)の研究、さらに青陵の思想と比較しながら、明治日本を牽引した福沢諭吉(1834-1901)の思想研究を行っている。
  時代を隔てる二人はともに、経済や商売へ強い関心をもっていた。その興味深い共通点を端緒とした比較研究を通じて、かれらが同時代に向けて提起した新たな社会像や人間像にも共通性を見出し、さらに、そうした発想を可能にした条件、すなわち、かれらはいかにして新たなヴィジョンと方策を創出しえたのかについても考えるようになった。
  たとえば、海保青陵は、江戸時代中期において、自らの生きる時代が経済闘争の時代であるという認識をはっきり示していた。その認識の卓抜さだけではなく、そのような認識がいかにして可能だったかについても追求してきた。一方、福沢諭吉は、周知のように、「独立」をキーワードとする新しい人間像、国家像を明確に示した。青陵と比較することで、福沢の主張の意義をあらためて考えるとともに、その大胆で感化力に富む構想をささえている方法や態度についても考えることとなった。実際、経済への関心だけでなく、このような方法や態度においても青陵と福沢には大きな共通点がある。
  青陵と福沢の時代認識や社会批判を、それを成り立たせた方法や態度にさかのぼって理解することは、かれらの思想から、現代日本、国際関係への提起を読みとるのに役立つだろう。また青陵や福沢の、生き生きとした思想的活動をささえた方法や態度は、現代を生きる私たちにも示唆するところが大きいのではないか。現代に向けたかれらの提起を確かめるとともに、新たなヴィジョンを創出する態度や発想のありかたについて、多くの方々と連携して考えることができれば嬉しい。
●研究者
講師 徳盛 誠
大学院総合文化研究科 超域文化科学専攻
●画像


クリックで拡大

徳盛 誠 著『海保青陵―江戸の自由を生きた儒者』(朝日新聞出版、2013年)
mail
上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
本件に関する共同研究等のお問い合わせは、左のバナーをクリックしてください。スタッフがお問い合わせをお受けいたします。