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整理番号 6889   (公開日 2014年11月27日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学農林水産・食品環境・エネルギー素材機械エレクトロニクス航空・宇宙土木・建築基礎科学
紫外発光ダイオード(UV-LED)を用いた浄水装置の開発
●内容 この研究室では、紫外発光ダイオード(UV-LED)を用いて水を消毒する浄水装置の開発に取り組んでいる。
紫外線照射による微生物の不活化は、水の消毒技術として既に確立されており、有害な消毒副生成物を生じないこと、塩素消毒剤への耐性が極めて高い病原性原虫であるクリプトスポリジウムに極めて有効であること、既存施設に追加設置しやすいこと、維持管理が比較的容易であることなどの特徴を有している。紫外線による水処理技術の応用分野は、浄水処理、下水処理にとどまらず、食品、飲料、医薬品、化粧品などの各種製造業や、水産養殖業、水族館、温泉やスイミングプールなど、多様な分野で水の消毒に活用されている。
従来の浄水処理では、紫外線光源として水銀灯が用いられており、ランプ破損時の水銀漏洩リスクはゼロではない。一方、近年市場に登場したUV-LEDは超小型かつ無水銀の特徴を持ち、従来の水銀灯ではなしえなかった装置形状や用途が可能になると期待される。たとえば、水道システムが未成熟な途上国では家庭用小型浄水器が急速に普及しつつあり、それらにUV-LEDを組み込むことで、飲み水の安全性を飛躍的に高められる可能性がある。その他、従来のランプ形状に縛られない自由な発想で、使う場と用途を具体的に想定したUV-LED浄水装置開発が期待されている。
この研究に関心があり、装置開発に意欲のある企業との共同研究を求める。
●研究者
准教授 小熊 久美子
先端科学技術研究センター 研究部
●画像


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UV-LEDを用いた浄水装置試作機の例
UV-LEDをリング状に配し、管路内の流水に紫外線を照射して消毒するシステム。これまでに複数の試作機を作製し微生物不活化効果を実験によって確認している。
(C) 小熊久美子

家庭用浄水装置の利用状況
ベトナム・ハノイ市の一般家庭のキッチンで撮影(2014年5月)。水道施設整備が不十分なハノイでは、水道水質に不満を訴える住民が多く、家庭用小型浄水装置が急速に普及しつつある。
(C) 小熊久美子
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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