新着情報 テーマカテゴリ 全カテゴリバイオテクノロジー医学・薬学農林水産・食品環境・エネルギー素材機械情報・通信エレクトロニクス航空・宇宙大気・海洋経済・経営・政策・法律土木・建築社会・文化・教育基礎科学 ごあいさつ ご利用にあたり 検索方法 プライバシーポリシー ご意見・ご質問 実例集 見つからない場合は? DUCRホームページへ トップページ geta_logo
print
印刷時に縮小されてしまう場合などにご利用ください。

整理番号 7031   (公開日 2015年08月26日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学
ウイルス療法:新規ながん治療薬の開発〜がん細胞のみで増殖する、無毒化単純ヘルペスウイルスの臨床応用〜
●内容  先進的ながん治療であるウイルス療法は、増殖型ウイルスを腫瘍細胞に感染させ、ウイルス増殖に伴うウイルスそのものの直接的な殺細胞効果により腫瘍の治癒を図る治療法である。
 この研究室では、人のあらゆる細胞に感染するが、正常細胞では増殖できず、がん細胞においてのみ増殖し細胞を破壊する遺伝子組換え単純ヘルペスウイルスI型(HSV-1)を作製した。
 ウイルスゲノムの複数箇所に変異を付与することにより、復帰変異が起こらず、がん細胞だけで増殖して強力ながん細胞破壊能力を有する、安全治療域の広い第三世代型を作製することに成功した。
 増殖型遺伝子組換えウイルスを用いた治療としては初めて厚生労働省の承認を得て、平成21年より悪性脳腫瘍患者を対象に臨床試験を行い、平成27年からは第II相の医師主導治験を開始した。さらに、前立腺がんおよび嗅神経芽細胞腫についても臨床試験を行っている。
 すべての固形がんが対象となるこの新規がん治療の臨床開発に共同で取り組む意欲を有する企業からのコンタクトを待つ。
●研究者
教授 藤堂 具紀
医科学研究所 附属先端医療研究センター
●画像


クリックで拡大

ウイルス療法の概念
がん細胞だけで増殖できるように工夫された遺伝子組換えHSV-1をがんに感染させると、ウイルス増殖→細胞破壊→感染を繰り返して広い抗がん作用を現す。正常細胞では増殖できないので、正常組織を傷害しない。
(C) 藤堂 具紀

第三世代のがん治療用ヘルペスウイルス(G47Δ)のDNA構造
G47Δは、γ34.5遺伝子(2コピー)の欠失、ICP6遺伝子の不活化、α47遺伝子の欠失を有する三重変異HSV-1で、がん細胞を選択的に破壊する能力の増強と安全性向上を同時に実現した。
(C) 藤堂 具紀
mail
上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
本件に関する共同研究等のお問い合わせは、左のバナーをクリックしてください。スタッフがお問い合わせをお受けいたします。