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整理番号 7061   (公開日 2015年10月21日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学農林水産・食品環境・エネルギー
マウスの性フェロモンを使って交尾・繁殖効率を制御する
●内容 この研究室では、メスマウスのオスに対する交尾受け入れ行動を増長させる性フェロモンを見つけた(Nature 2010)。この性フェロモンは、性成熟したオスマウスの眼窩外涙腺から涙に分泌される7 kDaほどのペプチドであり、ESP1という(Nature 2005)。ESP1を分泌するオスと分泌しないオスに対するメスの交尾行動を観察してみたところ、メスはESP1を分泌するオスに対して、受け入れ体勢をより多く示した。すなわち、ESP1があるとメスとオスの交尾の成功率が高くなるということである。実験用に人間が飼育してきたマウス系統ではESP1を分泌する系統は少数であるが、野生マウス由来系統ではほとんどの系統でESP1を分泌している。このことを踏まえると、遺伝子改変マウスで繁殖が困難な系統にESP1を与えることによって繁殖効率をあげることが可能である。一方、ESP1と受容体の結合を阻害する物質を開発すれば、野生マウスの繁殖をおさえることも可能かもしれない。また、幼少期に分泌され大人のオスの交尾行動を抑制するフェロモンESP22を発見した(Nature 2013)。これもマウスの繁殖抑制に使うことに実用可能かもしれない。本件に関心のある企業との連携を進めたい。さらに、これまで行ってきた嗅覚に関する研究については下記URLを参考にされたい。
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/biological-chemistry/
●研究者
教授 東原 和成
大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻
●画像


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直接接触によってオスマウスの涙フェロモンESP1がメスに伝搬されて交尾をうながす
(C) 東原和成
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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