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整理番号 7240   (公開日 2016年11月01日) (カテゴリ 経済・経営・政策・法律
言語やエスニシティの多様性と社会経済分析
●内容  人やモノの国際移動が活発な現在において、様々な人種・言語・国籍といった社会文化的背景を持った人々が混在し、特に都市部において言語・エスニシティの多様性や異質性が観察されるようになって久しい。そうした中、言語やエスニシティといった社会文化的な属性の差異が経済的側面に与える影響を分析することの重要性が増している。
 例えば、国際移民について見てみると、移住元と移住先の間で、主要言語が異なる(=言語的ミスマッチ)が生じているということは、想像に難くない。言語的ミスマッチがある場合、円滑なコミュニケーションが阻害されるし、移民が有しているスキルを移住先で効率的に活用することも困難になり、ひいては、現地社会で雇用されづらい、失業しやすいといった状況に陥る可能性が高まる。移住後の経過年数が少なく、現地社会への適応度合いが低い場合は、移民をとりまく経済状況はさらに深刻になるだろう。
 また、多様なエスニシティが混在する場合、エスニシティごとに住み分けている現象(セグリゲーション)が観察されることが多い。この場合、自分と同じエスニック・エンクレーヴに属することで、就業率や収入に差が出るということが主張されている。
 本研究室では、(1)居住者(特に移民)の使用言語・国籍といった社会文化的属性、(2)教育水準・収入・就業率という経済的帰結に関する属性、(3)現地社会への適応度合いの代理変数としての、移民後の経過年数、(4)移民が空間的にどのように分布しているかに関する情報、を完備したデータを用いた分析を行うことを期待する。また、実証的発見を説明する経済理論的分析を試みる。
 このような研究内容に関連する共同研究を希望する。
●研究者
講師 中川 万理子
空間情報科学研究センター
●画像


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図1 国際言語距離指数と一人当りGDP 国際言語距離指数が小さい(英語でのコミュニケーションが容易である)ほど、一人当りGDPが高いことがわかる。使用言語のミスマッチが少ないほど経済活動に有利であるということが国際的文脈で示される。国内的文脈でも類似の議論が可能。
(C) 中川 万理子

図2 人種に応じたセグリゲーション ニューヨークにおける人種ごとのセグリゲーションの様子を表している。色がまだらになっていることから、各人種が均一には分布しておらず、人種に応じて居住域に偏りがあることが確認される。
(C) 中川 万理子
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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