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整理番号 7277   (公開日 2016年11月18日) (カテゴリ バイオテクノロジー環境・エネルギー基礎科学
貝殻酸性タンパク質の重金属除去への応用
●内容   この研究室では、分子古生物学専門としており、関連してバイオミネラリゼーションの研究を行っている。
  軟体動物の貝殻形成においては、酸性タンパク質が重要な役割を果たしていることが予想されていたが、その実体は不明であった。この研究室ではホタテガイの貝殻を使用して、初めて軟体動物の酸性タンパク質(MSP-1)を単離し、一次構造を決定することに成功した。MSP-1はアスパラギン酸に富む酸性ドメインが4回繰り返す構造をしており、カルシウムイオンと非常に強い相互作用をしていると考えられる。この酸性タンパク質は、水質・土壌等の環境浄化に応用可能と考えている。
  MSP-1は強く負に荷電している。このため、カルシウムイオンのみならず、多くの重金属イオンを吸着する能力を有している。また、ホタテガイは食用種であるため大量の貝殻が廃棄される。MSP-1は貝殻中の主要タンパク質であるため、安価に大量に集めることが可能である。重金属の除去には様々な方法が考案されているが、酸性タンパク質を用いる方法は簡便なだけでなく、特別な化学物質も不要なため環境に優しい手法である。
  この手法を用いた重金属除去材料の開発に関心のある企業・団体への情報提供・技術指導が可能である。
●研究者
教授 遠藤 一佳
大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻
●画像


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MSP-1の電気泳動像
レーンAはCBB染色、BはPAS染色、Cは銀染色、Mはスタンダードである。
(C) 遠藤一佳研究室

MSP-1のアミノ酸配列
アスパラギン酸(D)が全体の20%を占める。
(C) 遠藤一佳研究室
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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