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整理番号 7319   (公開日 2017年09月11日) (カテゴリ バイオテクノロジー医学・薬学
アミロイド性凝集タンパク質を無毒化する化学触媒
●内容  アルツハイマー病の発症には、アミロイドβペプチド(Aβ)が脳神経細胞外にて凝集線維化し、神経細胞を傷つけることが関与していると考えられている。
 当研究室では、触媒化学の高度な知識とノウハウを結集し、生体への人工触媒反応の介入による新しい疾患治療パラダイム「触媒医療」の実現を目指している。今回、Aβを始めとする毒性凝集体アミロイドタンパク質と選択的に反応して、これを無毒化する触媒を開発した。この触媒は、Aβ毒性凝集体が持つアミロイド構造と呼ばれる構造に結合したときのみ活性化されるため選択性が非常に高く、生細胞存在下でAβ毒性凝集体の選択的酸素化が進行し、その毒性を低下させることに成功している。
 本触媒は、タンパク質の質制御をおこなうプロテアソームの人工触媒ミミックとみなすことができ、標的を化学変換反応により無毒化することで本疾患の根本的治療への貢献が期待できると考えている。また、タウやシヌクレインを始めとするアミロイドタンパク質に対しても有効であることが明らかになっており、様々な凝集性病因タンパク質に由来する病態の治療にも有効である可能性がある。さらには、医療機器のプリオン性タンパク質などの滅菌・消毒にも応用できる可能性がある。
 このようなアプローチによる疾患克服は世界的にも全く例のないものであり、POCレベルではあるが、本アプローチの有効性、妥当性が確認されている。臨床試験を目指し、引き続き、個体由来試料を用いた検討へと進めていく予定である。本技術の応用・実証に関心を持つ企業等との共同研究を希望している。
●研究者
教授 金井 求
大学院薬学系研究科 薬科学専攻
●画像


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Aβ毒性凝集体選択的な酸素化触媒反応
(C) 金井求
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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