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整理番号 7515   (公開日 2018年10月19日) (カテゴリ 医学・薬学機械
結紮を必要としない微細縫合糸の開発−市販の縫合糸より優れた機能性を発揮−
●内容  冠動脈バイパス手術(CABG)は、虚血性心疾患に対する治療として重要な位置を占めており、本邦では年間約2 万例行われている。本邦では、胸部正中切開での人工心肺を使用しない心拍動下CABG が主流であるが、欧米では小切開下手術やロボット手術なども実施されている。しかし冠動脈やグラフト血管は小口径で、血管吻合には高度の技術を要するため、小切開下狭小スペースや内視鏡下でCABG を行うのは困難を極める。低侵襲手術の利点としては、手術侵襲を軽減し日常生活への早期復帰を促進することが挙げられる。しかしながら技術的制約のためにCABG では低侵襲手術が定着しにくい。
 この研究室では、狭小スペースや内視鏡下での小口径血管吻合を簡便にする目的で、新しい冠動脈末梢側吻合用デバイスを開発した。開発したデバイスは、市販のポリプロピレン糸の自由端に小さなステンレス製の固定具を圧着した単純な構造をしている。最大の利点は結紮を要さないことであり、連続吻合の後に固定具に設けられた溝に糸を滑り込ませて、持針器で固定具をつまむと溝が圧着されて糸が固定される。結節縫合のみならず、吻合の一部または全周にわたる連続縫合も可能で、結紮が困難な心嚢深部における吻合、内視鏡やロボット補助下の吻合も容易にする可能性がある。
 今後は、海外展開も視野に入れており、このような研究開発と応用に関心のある企業・団体との共同研究や社会実装を希望している。
●研究者
教授 小野 稔
大学院医学系研究科 外科学専攻
●画像


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開発した吻合デバイスの構造と使用方法
(C) 小野 稔

ステンレス部分の設計図
(C) 小野 稔
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上記内容は、各研究者へのインタビューをもとに東京大学 産学協創推進本部で骨子をまとめたものです。
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