土木構造物の空力特性と耐風安全性の評価手法に関する研究
石原 孟大学院工学系研究科 社会基盤学専攻
耐風工学を専門とするこの研究室では、様々な断面形状を持つ構造物の空力特性を高精度で評価できる手法を開発した。この研究成果を用いて、近年発生した風力発電用風車の倒壊事故の原因究明を行い、日本固有の気象条件を考慮した風車支持物構造設計指針を策定した。さらに長大橋や鉄塔など巨大構造物の空力特性評価を行い、特に最近では、注目を集めている洋上風力発電用の浮体式風車システムの設計を行うなど数々の実績を有している。また、この研究室では幅16mの国内最大級の全径間風洞設備を有しており、大規模な模型実験が可能である。また100CPUを越す並列計算機を保有し、それを利用した大規模数値流体解析や流体と構造物の連成振動予測も可能である。