「分子ほぞ」で作るナノサイズの立方体:ナノキューブ
平岡 秀一大学院総合文化研究科 広域科学専攻
この研究室では、「分子ほぞ」という分子を噛み合わせることで一義自己集合体を形成するという手法を開発し、これにより1辺2 nmの立方体である「ナノキューブ」を開発した。ナノキューブの特徴は以下の通りである。 (1) 構成要素となる歯車状両親媒性分子を水に溶かすことで2 nmサイズの一義的な集合体を容易に調製できる。 (2) ナノキューブは高い安定性を示し最も安定なものの分解温度は142 ℃である。 (3) ナノキューブの内部に形成される疎水性空間に有機分子や陰イオンを包接できる。 (4) 歯車状両親媒性分子の合成の最終段階でナノキューブを表面修飾する分子を導入可能である。 (5) 安価な出発原料から歯車状両親媒性分子をグラムスケールで合成できる。
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「分子ほぞ」で作るナノサイズの立方体:ナノキューブ
平岡 秀一大学院総合文化研究科 広域科学専攻
この研究室では、「分子ほぞ」という分子を噛み合わせることで一義自己集合体を形成するという手法を開発し、これにより1辺2 nmの立方体である「ナノキューブ」を開発した。ナノキューブの特徴は以下の通りである。 (1) 構成要素となる歯車状両親媒性分子を水に溶かすことで2 nmサイズの一義的な集合体を容易に調製できる。 (2) ナノキューブは高い安定性を示し最も安定なものの分解温度は142 ℃である。 (3) ナノキューブの内部に形成される疎水性空間に有機分子や陰イオンを包接できる。 (4) 歯車状両親媒性分子の合成の最終段階でナノキューブを表面修飾する分子を導入可能である。 (5) 安価な出発原料から歯車状両親媒性分子をグラムスケールで合成できる。
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