蓄電可能な新型太陽電池の開発
瀬川 浩司大学院総合文化研究科 広域科学専攻
瀬川研究室では、発電とともに蓄電も可能な太陽電池を開発した。これは、色素増感型太陽電池の内部に二次電池構造を組み込んだもので、酸化チタンナノ粒子と有機色素を組合せた発電電極、導電性高分子による蓄電電極、電流を取出すための対抗電極の3電極により構成されている。光が強いときには発電しながら余った電気を蓄え、光強度が弱くなったときには蓄えた電力を使用できるものである。既に、この原理に基づく電池を試作し、蓄電が可能であることを確認している。図1は光を当てたときの発電・ファンの回転状況であり、図2は光をとめたときの蓄電によるファンの回転状況である。図1、2の試作品ではガラス基板上に発電電極を構成したものを用いたが、フィルム基板を用いることにより小型軽量かつフレキシブルにすることが可能である。このメカニズムを利用して作成した蓄電機能内蔵太陽電池デザインパネル「アナベル」の写真を図3に示す。
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蓄電可能な新型太陽電池の開発
瀬川 浩司大学院総合文化研究科 広域科学専攻
瀬川研究室では、発電とともに蓄電も可能な太陽電池を開発した。これは、色素増感型太陽電池の内部に二次電池構造を組み込んだもので、酸化チタンナノ粒子と有機色素を組合せた発電電極、導電性高分子による蓄電電極、電流を取出すための対抗電極の3電極により構成されている。光が強いときには発電しながら余った電気を蓄え、光強度が弱くなったときには蓄えた電力を使用できるものである。既に、この原理に基づく電池を試作し、蓄電が可能であることを確認している。図1は光を当てたときの発電・ファンの回転状況であり、図2は光をとめたときの蓄電によるファンの回転状況である。図1、2の試作品ではガラス基板上に発電電極を構成したものを用いたが、フィルム基板を用いることにより小型軽量かつフレキシブルにすることが可能である。このメカニズムを利用して作成した蓄電機能内蔵太陽電池デザインパネル「アナベル」の写真を図3に示す。
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