マイクロガスタービンの性能向上を目指した小型ウェーブロータの開発
カテゴリー
- 環境・エネルギー
- 機械
- 航空・宇宙
SDGs
研究内容
本研究室では、マイクロガスタービンの熱効率改善を目的として、ウェーブロータの研究開発に取り組んでいる。
ウェーブロータは、多数のチューブ(セル)を有したロータと、その両端に配置された給排気ダクトで構成されている(図1)。図中左側のダクトには高圧燃焼ガスと低圧空気が供給され、その圧力差によって衝撃波が発生し、チューブ内を往復伝播する。すると、衝撃波がピストンのような役割を果たし、低圧空気が圧縮され、右側のダクトに排出される。これを既存のガスタービンに追加することによって(図2)燃費を大幅に改善することができ、特にマイクロガスタービンの場合には、その改善効果が大きくなると期待されている。
このウェーブロータについて、特に出力10kW以下のマイクロガスタービンを念頭に置いたCFD解析や試作機の開発等を進めている。
図1 ウェーブロータ
© 岡本光司
図2 ウェーブロータ搭載型ガスタービン
© 岡本光司
連携への希望
本研究に関心のある企業・団体等との共同研究を希望している。
公開日 / 更新日
- 2021年11月19日
識別番号
- No. 00018-03