熱帯泥炭湿地における持続的木質バイオマス生産による二酸化炭素排出削減
カテゴリー
- バイオテクノロジー
- 農林水産・食品
- 環境・エネルギー
SDGs
研究内容
熱帯泥炭土壌は、膨大な炭素ストックであり、その半分は東南アジアに分布する。東南アジアでは近年、この泥炭土壌がオイルパーム等のプランテーション開発により排水され好気的な条件になり、ストックされていた泥炭が微生物の活動により分解され、大きな二酸化炭素放出源に転換している。熱帯泥炭土壌の保全が可能な生物生産システムの開発が求められている。この研究グループは、1.泥炭保全による温暖化ガス排出削減量を算出するモデルの評価と改善、2.変動のある水位条件の泥炭土壌での造林技術の開発、3.土地利用オプションごとの生態系の炭素収支と排出削減量の推定、4.生産される木質バイオマスの有効利用技術の開発に取り組んでいる。
熱帯泥炭湿地の開発
© アジア生物資源環境研究センター 樹木生理学・熱帯造林学研究室
泥炭湿地造林試験
タイ国ナコンシタマラート県。
© 小島克己
連携への希望
これらに関するコンサルティングや情報交換の用意がある。
公開日 / 更新日
- 2021年11月19日
識別番号
- No. 00021-01