化合物の細胞内標的の予想と同定
カテゴリー
- バイオテクノロジー
- 医学・薬学
SDGs
研究内容
医薬品及び農薬の開発の際には、その化合物が細胞内のどのような標的分子に作用するかを知る必要がある。たとえ化合物が機能性物質であることがわかっても、作用機序がわからないままでは薬としての信頼性が得られないためである。我々の研究室では、形態プロファイリング法という細胞の形態情報の類似性を基にして化合物が細胞内で相互作用する標的分子を推定する新しい方法を開発した。その鍵になるのが形態情報を高次元フェノタイピングする画像解析ソフトCalMorphと類似性を抽出するアルゴリズムである。
形態プロファイリングによる細胞内標的の同定
© 大矢 禎一
想定される応用
このケミカルゲノミクス的手法を使うことにより、既に出芽酵母における幾つかの新しい化合物の細胞内標的を同定することに成功してきている。
連携への希望
企業からの提案があれば、ぜひとも新しい化合物の標的予想を行ってみたい。
公開日 / 更新日
- 2021年12月21日
識別番号
- No. 00088-04