遺伝子多型情報を基にした個別化医療、ゲノム創薬を目指した研究
カテゴリー
- 医学・薬学
SDGs
研究内容
数十万箇所の遺伝子多型情報に基づいたゲノムワイド関連解析によって病気のなりやすさや身長・体重などの身体的特徴に関わる遺伝子等が多数明らかとなっている。今後はこれらの知見を基に病気の予防や治療に向けた取り組みが進んでいくと考えられるが、実際に当研究室で最近同定した血液生化学検査値などに関わる遺伝子群には、治療薬として既に臨床応用されている分子が複数含まれている。これらの知見を基に、創薬や疾患予防に向けた取り組みを積極的に支援したいと考えている。
ゲノムワイド関連解析による白血球数と関連する遺伝子の探索
© 松田浩一
想定される応用
現在大腸癌、食道癌、ウイルス性肝炎・肝癌、自己免疫疾患等と関連する遺伝子を同定しており、これらの疾患に対するリスク予測が可能である。またコレステロール、尿酸値、白血球数、赤血球数、身長、血圧などと関連する遺伝子を同定しており、これらの形質と標的とした薬剤の開発にむけた共同研究を希望する。
公開日 / 更新日
- 2021年12月21日
識別番号
- No. 00090-01