ベイズ統計を用いた統計分析・データサイエンス
カテゴリー
- 医学・薬学
- 情報・通信
- 経済・経営・政策・法律
- 土木・建築
- 社会・文化・教育
SDGs
研究内容
本研究室では、様々なデータの統計的分析手法(データサイエンス手法)に関する研究を行っており、特にベイズ統計や状態空間モデルを用いたデータ解析手法の効果的な活用・理論開発およびその実装に取り組んでいる。
態空間モデルとは、観測されているデータに背景に「見えない構造」が隠されていることを想定した分析モデルであり、購買行動における顧客の様々な嗜好、患者ごとに異なる治療効果、物件価格のエリア別の相場感、市場全体の流れや潜在的需要、などの「データからは直接見えないが分析において重要な情報」を自然に扱うことが可能となる。また、上記のような、分析者が直感的に理解しやすい概念をデータ分析に取り入れることで、分析結果を容易に解釈することが可能となる。これは、AIや機械学習の単純な運用では必ずしも達成することができない性質であり、分析結果をもとに政策的・経営的な意思決定を実施していく上での大きな利点となる。
このような分析技術を活用することで、「産」「官」が抱える様々なデータ分析的課題を解決することが可能であると考えている。
連携への希望
交通分野や交通機関のデータに限らず、大量のデータからのひとの行動パターンや交通パターン、混雑解析など、交通流から人の生活導線まで、民間・自治体等では活用しきれていないビッグデータの解析に興味がある団体・企業と共同研究を実施したい。
公開日 / 更新日
- 2021年12月23日
識別番号
- No. 00171-01