阿部 光知教授
大学院総合文化研究科 広域科学専攻
SDGs
連携提案
植物は、環境からの様々な情報を利用して花を咲かせる適切なタイミングを決めています。なかでも、日長の季節変化に応じて花を咲かせる「光周性花成」現象は、古くから知られる生物現象であり、電照キク栽培などの形で産業利用されてきました。光周性花成において不可欠な存在が、花成ホルモン「フロリゲン」です。花を咲かせるのに適した日長条件下の植物では、葉でフロリゲンが作られます。フロリゲンは維管束篩部を通って茎頂分裂組織へと運ばれ、フロリゲン複合体を形成することで花芽形成を開始します。我々は、フロリゲンそのものの機能や、フロリゲンを「作って」「運んで」「受け取る」仕組みを解き明かそうと挑戦しています。研究成果の応用に関心のある企業は是非ご連絡ください。