東京大学産学連携プロポーザル

関本 義秀教授
空間情報科学研究センター

SDGs

連携提案

関本研究室は、都市の情報を扱う研究室で、2013年4月に、生産技術研究所人間・社会系部門にできた。近年のダイナミックに変動する都市の課題は複雑・多様化していて、ある特定の権力、お金だけで簡単に解決できるものではない。そうした中で、様々な人の持つ多様な力、想いを結集させる、つないでいくのは情報の力である。逆に言えば、情報技術をうまく使えば、どんな人でも少しずつ社会を動かすこともできるようになってきている。そんな、社会 の基盤になるような、人を中心とした都市の情報技術を扱っていきたいと思う。
具体的には「人の流れプロジェクト」を2008年から行っており、携帯電話や社会調査データ等を用いて人々の流動を計測し、行動モデルと組合せて推定し、交通、観光、防災等、様々な分野に適用している。また、国や地域のサステナブルな情報基盤・情報流通を設計・構築し、国内外の地域の課題をデータと結びつけることにより少しでも解決に近づけないかという試みを行っており、「アーバンデータチャレンジ東京」というイベントなども開催している。
このような研究に興味のある企業等との共同研究を希望している。

「東日本大震災における人々の流動状況の視覚化」
許諾を得た数十万人の携帯GPSデータをもとに東日本大震災時の流動を視覚化したもので、震災後に人々の動きが急に止まり、夜にかけて鉄道の復旧が進むにつれ回復していく様子がよくわかる。
© 関本研究室

「都市における様々な情報を支える情報流通基盤」
国や地方自治体、あるいは民間等で作成された様々な都市における情報をどのように集め、加工し、地域の課題解決に役立てていくか、そのための流通基盤について研究している。
© 関本研究室

関連情報

連携への希望

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