SDGs
連携提案
この研究者は、精神科医および臨床心理士として、研究と臨床に長年従事してきた。その対象年齢は青年から高齢者までであり、アイデンティティ確立の問題からうつ病や認知症などの精神障害まで幅広い。特に重視してきたのは統合失調症への支援である。現在は、ドイツ・ハンブルク大学のモリッツ教授と共同して統合失調症のメタ認知トレーニング(MCT)日本語版を開発、日本各地でワークショップを開いている。MCTの論文(https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0508_00029.html)と、MCTの研究と普及に関するネットワーク(http://mct-j.jpn.org/)も参照のこと。
また、小中高等学校の養護教諭と協力し、学校教育現場で生ずる複雑な問題の解決支援も行ってきた。現在は東京都教育庁の専門医派遣事業にも参画している。
このようなノウハウを生かし、学校や職場でのメンタルヘルスに関わるカウンセリングの進め方について、コンサルテーション(専門家への助言・支援)が可能である。
臨床活動と背景理論との関係。
© 石垣 琢麿
臨床心理士認定協会による心理臨床における4つの活動
© 石垣 琢麿
(参考)氏原 寛・亀口憲治・成田善弘・東山紘久・山中康裕編(2004)「心理臨床大事典改訂版」培風館