生長 幸之助講師
大学院薬学系研究科 薬科学専攻
SDGs
連携提案
有機合成化学研究室では、分子をデザインし合成できる有機合成化学のcreativity を最大限に発揮して、（1）分子をつくる、（2）機能をつくる、（3）秩序をつくる、の３領域の研究を進めている。
1、分子をつくる：触媒反応開発の立場から、分子合成をクリーンでRobust（＝力強い）かつ短工程化していきたいと考えている。独自の合成法を鍵とする、オリジナリティの高い革新的complex molecule synthesis に取り組んでいる。
2、機能をつくる：新触媒反応開発により未知の可能性を持つ分子群の入手を容易とし、これを用いた新コンセプトからの医薬リードの創出に取り組む。また水素や酸素といった入手容易な低分子を、合成素子およびエネルギー素子として有効に活用する触媒開発にも取り組む予定である。
3、秩序をつくる：触媒反応開発を基盤として、複雑系からの分子秩序の創発、さらには分子システムの治療応用を検討していく。
生長講師は特に、医薬品の開発成功率向上を見据えた新規酸化的化学変換法やタンパク質修飾法の開発を主眼として研究を進めており、研究成果の応用・実用化に関心のある企業との連携が可能である。
