東京大学産学連携プロポーザル

肺動脈性肺高血圧症の疾患関連遺伝子ATOH8の同定

森川 真大助教
大学院医学系研究科 病因・病理学専攻

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研究内容

肺動脈性肺高血圧症(PAH)では、骨形成因子(BMP)の働きに異常があることが知られていたが、その発症メカニズムについては未だ不明な点が多い。

BMPシグナルの標的遺伝子の中で、転写因子 ATOH8 の機能を失ったマウスは肺高血圧症の症状を呈すること、培養細胞で ATOH8 が低酸素に対する細胞応答を調節することを明らかにした。

以上の結果より、肺動脈血管内皮細胞の BMP/ATOH8 経路は、低酸素に対して保護的役割を果たし、肺高血圧症の発症・進展に関わっていることが示唆された。

公開日 / 更新日

  • 2021年11月20日

識別番号

  • No. 00030-04

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公開日 / 更新日

  • 2021年11月20日

識別番号

  • No. 00030-04