キチンを基材とした光学異方性を有するフィルムの商品化研究
カテゴリー
- 農林水産・食品
- 環境・エネルギー
- 素材
- 情報・通信
SDGs
研究内容
天然高分子であるキチンを加水分解することにより、液晶性を有する微結晶キチンサスペンジョンが得られる。このサスペンジョンをアクリル酸系モノマーと混合後、せん断力を適用したり、磁場中におくことにより、その混合サスペンジョンを配向させることができる。そして、配向を保持した状態でモノマーを高分子化すれば、高度の配向性を保ったフィルムの合成が可能である。
想定される応用
このフィルムはいわゆる光学異方性を有しており、光学補償シートや光学反射特性が異なる材料として、光通信部材をはじめとする様々な分野での応用が期待される。
連携への希望
このフィルムの実用化に関心のある企業と共同研究を進めたい。
公開日 / 更新日
- 2021年12月21日
識別番号
- No. 00102-01