次世代シーケンスに基づく免疫多様体の解析技術
カテゴリー
- バイオテクノロジー
- 医学・薬学
- 情報・通信
- 基礎科学
SDGs
研究内容
免疫系は多様な外敵を認識・排除し我々の体を守るシステムである。多様な外敵を認識しうるメカニズムは獲得免疫を担うT細胞・B細胞の受容体が有する多様体(受容体レパトア)に帰着される。この受容体多様性を次世代シーケンスによって解読することは、我々の免疫状態やその変化を定量することにつながる。
この研究室は次世代シーケンサーによって得られた受容体レパトアの解析技術の開発を行っている。特に、可能な免疫受容体の多様性に対して、大幅に制限されて観測されるシーケンスデータ数が極めて少ないことに着目し、低次元化に基づくデータ表現探索、および受容体多様性に背後に働く受容体選択や増幅の動態を考慮した解析技術の開発に取り組んでいる。
図1 低次元化によって可視化されたT細胞受容体レパトアの構造と、低次元表現に基づくレパトアの比較解析
© 小林 徹也
連携への希望
これらの技術、および受容体レパトア研究の現状などについての協力が必要な場合は相談していただきたい。
公開日 / 更新日
- 2021年12月22日
識別番号
- No. 00126-01