東京大学産学連携プロポーザル

デジタルなソリトンの理論と応用

カテゴリー

  • 情報・通信
  • エレクトロニクス

SDGs

研究内容

ソリトンとは、多体衝突において安定で粒子のような振舞いをする非線形波動である。
この研究室の主テーマは可積分系の理論であるが、近年その応用として、ソリトンを系統的にデジタル化する手法の開発に成功し、その諸性質の解析も手がけている。具体的には、諸種の色の玉が一定の規則で運動するセルオートマトンであり、粒子・反粒子の集団が対生成・消滅しながらソリトン性を保って運動する様子をデジタル化したものになっている。
 

初期振幅3,2,1のソリトンが接近、衝突後、再び振幅1,2,3を回復して遠ざかる様子。
© 国場 敦夫

粒子・反粒子の対生成・消滅のある場合の二つのソリトンの衝突。
© 国場 敦夫

想定される応用

これらは例えば電光掲示板上の文字列表示や動的スクリーンセーバーのデザインなどに応用すると興味深い視覚効果が得られる可能性がある。また、理論的な背景をなす現代数理物理学の様々な展開について解説することができる。

連携への希望

このような研究に関心のある企業・団体等からのコンタクトを希望する。

公開日 / 更新日

  • 2021年12月22日

識別番号

  • No. 00143-01

カテゴリー

  • 情報・通信
  • エレクトロニクス

SDGs

公開日 / 更新日

  • 2021年12月22日

識別番号

  • No. 00143-01