脳機能障害に由来する歩行障害等の予防及び治療
カテゴリー
- バイオテクノロジー
- 医学・薬学
- 基礎科学
SDGs
研究内容
この研究室では、身体運動及び情動の制御、学習・記憶、予測における脳の働きについて、分子・遺伝子レベルから個体(マウス、ラットおよびヒト)における行動レベルまで幅広く関連性を持って研究している。研究方法としては、ニューロン活動などの電気生理学、高速度カメラを用いた運動学的解析、免疫組織化学、遺伝子発現解析、神経筋骨格モデルによる動力学シミュレーションが中心である。
ラットやマウスを対象にした歩行運動解析システム
© 柳原 大
アルツハイマー病モデルマウスにおける障害物回避歩行時の肢運動解析
© 柳原 大
想定される応用
これらの技術を用いて、脊髄小脳変性症、アルツハイマー病、パーキンソン病、脳梗塞などに由来する、歩行や姿勢等に生じる機能障害の精細な解析を行っており、症状が発現する前の予防や、発症後のリハビリ等への効果的な対応への活用が期待される。
連携への希望
超高齢社会の到来を見据えた、予防医学や介護予防、リハビリテーション等による機能回復などに関心のある、医療、創薬、介護関連の企業や団体との連携を希望する。
関連情報
公開日 / 更新日
- 2021年12月22日
識別番号
- No. 00149-01