東京大学産学連携プロポーザル

持続可能な資源供給を見据えたカントリーリスク他関連情報の共有

カテゴリー

  • 環境・エネルギー
  • 素材
  • 経済・経営・政策・法律

SDGs

研究内容

昨今のレアメタル(特に構成の磁石に用いられるレアアース(特に重希土)やリチウムイオン電池で用いられるコバルト)等について起こっている事態をみるまでもなく、これまでになく資源の安定供給は難しい局面を迎えている。その一つの大きな理由は、我々が利用する資源の種類が多様化し、またその消費量が必ずしも大きくないことにもある。そのため、我々はこうした微量ながら社会にとって必須な資源を安定的に確保するために、これを供給する側の情報を必要としている。
研究者(村上)は、資源経済学をバックグラウンドに持ち、現在はより大きな意味での持続可能な社会形成のための研究を行っているところであるが、大学がハブになることで、こうした情報を産官学の間で共有し、我が国の産業にとって必須である資源の安定供給に資することを考えている。また研究としては、こうした情報に基づき、持続可能指標の構築等へ取り組むとともに、昨今こうしたテーマがISOなどの規格化へとす住むことも多いことから、こうした国際的な交渉に関わることの出来るような人材の育成をこうした研究活動を通してあわせて行うことが副次的な目的でもある。。

資源別寡占度の指標化
リスク指標の一つとして市場寡占度が良く用いられる。良く見るものは、国別の寡占度(左)であるが、実際には企業別(右)でまとめてみると結果は変わってくる。
© 村上研究室

重み付けカントリーリスク指標の比較
カントリーリスク指標を重み付けする際に、全世界での生産量(左)と対日輸出量(右)を用いると、例えばコバルトのように、全世界でのリスクより我が国のリスクが若干低下するものもある。
© 村上研究室

公開日 / 更新日

  • 2021年12月23日

識別番号

  • No. 00201-02

カテゴリー

  • 環境・エネルギー
  • 素材
  • 経済・経営・政策・法律

SDGs

公開日 / 更新日

  • 2021年12月23日

識別番号

  • No. 00201-02