東京大学産学連携プロポーザル

温間・熱間温度域での高張力鋼板・高強度薄板のプレス成形・ダイクエンチ成形技術

カテゴリー

  • 素材
  • 機械

SDGs

研究内容

主に自動車に用いられる高張力鋼板・高強度薄板は、構造物の軽量・高強度化に大変効果的である反面、プレス成形時のスプリングバック(除荷前後の曲げ角度変化)が非常に大きい事が問題となっている。対処法の一つとして、熱間プレス成形によるスプリングバック低減や、型内での焼き入れ(ダイクエンチ成形)が挙げられる。
この研究室では、温間・熱間プレス加工中の曲げ部温度とスプリングバックとの関係、温度履歴や冷却速度と成形後焼き入れ組織や強度との関係を、高精度に解析する技術を開発した。更に、温間・熱間温度域における張力鋼板・高強度薄板のプレス成形・ダイクエンチ成形の課題解決に向けた多くのデータを蓄積している。さらに超軽量構造を実現するための、0.3㎜以下の極薄板厚ステンレス板の温間成形を行った実績もある。

V曲げ後スプリングバックの温度依存性
© 柳本研究室

300㎜素板の3次元ハット曲げによるスプリングバックフリー成形
© 柳本研究室

連携への希望

この技術に興味のある企業・団体との共同研究を行う用意がある。

公開日 / 更新日

  • 2021年12月24日

識別番号

  • No. 00231-02

カテゴリー

  • 素材
  • 機械

SDGs

公開日 / 更新日

  • 2021年12月24日

識別番号

  • No. 00231-02