東京大学産学連携プロポーザル

物体の堅さを表現した2次元形状の操作方法

カテゴリー

  • 情報・通信

SDGs

研究内容

この研究室ではコンピュータを使いやすくするためのユーザインタフェースの研究を行なっている。特に2次元形状をつかんで自由に回転・移動したり変形したりすることのできる手法を提案している。
骨組み等をあらかじめ仕込むことなくこのような操作を実現するための手法としては空間を歪ませる方法が通常用いられるが、物体の形状を考慮していないため実世界の物体をつかんで動かしているような効果を得ることが困難である。また、バネモデルや物理シミュレーションによる方法もあるが、計算に時間がかかるという問題がある。提案手法は、ユーザが掴んで動かしている点を制約として、それらの制約を満たしつつ、図形の局所的なゆがみが最小になるように形状を瞬時に決定するというものである。

2次元形状の変形操作例
© 五十嵐健夫

想定される応用

入力デバイスとして、ユーザの手指を追跡できるスマートスキンのような多点入力デバイスを用いることで、実際の物体を掴んで操っているかのような結果を得ることが可能となる。また、同様のアルゴリズムを曲線に適用することで、掴んで引っ張るといった曲線変形操作をより自然に行えるようになる。

連携への希望

これらの研究及び実用化に興味がある企業に対してCGの知見を活かしたコンサルティングや共同研究を行ないたいと考えている。

関連情報

公開日 / 更新日

  • 2021年12月27日

識別番号

  • No. 00232-05

カテゴリー

  • 情報・通信

SDGs

公開日 / 更新日

  • 2021年12月27日

識別番号

  • No. 00232-05