メダカを用いた環境・健康の簡易・高感度アッセイ系の確立
カテゴリー
- バイオテクノロジー
- 医学・薬学
- 農林水産・食品
- 環境・エネルギー
SDGs
研究内容
実験生物学のモデルとしての学術的基盤の整備が進んでいるメダカを用いて環境ストレス応答の研究を行っている。メダカの心拍と瞳孔サイズの変動、活動の概日リズムを指標とする自律神経活動に着目した解析、メダカの全身を連続組織切片とする細胞レベルの全身病理学的解析、メダカの遊泳運動とヒレの動きの数値解析、群れ行動の数値化分析による行動心理学的解析によって、放射線、水温、化学物質、食物などの環境因子がメダカの心身の健康状態に及ぼす影響を評価・解明することを進めている。
図1 メダカ心拍の研究無麻酔下のメダカ成魚の心拍を記録するための倒立実体顕微鏡-高速度ビデオカメラシステム(左)と取得されるメダカ成魚の腹側の映像(右、点線内が心臓)。
© Shoji ODA
連携への希望
水環境、放射線環境、生活環境、食環境、あるいはフィジカル・メンタルなどの様々なストレスを評価する簡易・高感度なアッセイ系として製薬・食品・環境分野などに活用していきたい。
公開日 / 更新日
- 2021年12月28日
識別番号
- No. 00245-02