東京大学産学連携プロポーザル

ラマン分光を用いた細胞状態やオミクスプロファイルの推定技術

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研究内容

我々の研究室では、細胞のラマンスペクトルから細胞状態やオミクスプロファイルの違いを非破壊的に推定する技術・手法の開発を進めています。これまでに細菌などの微生物だけでなく、ヒト細胞も含む広範な細胞種に対して本手法を適用できることを明らかにしており、我々としても本技術を幅広く活用・展開していくための共同研究を積極的に進めていきたいと考えています。

細胞ラマンスペクトルを利用して、トランスクリプトームなどのオミクス情報を推定する技術の概念図。
© 亀井健一郎

想定される応用

1細胞解析、オミクスプロファイルの非破壊推定、薬剤耐性(細菌、がん細胞など)、細胞の環境応答・分化、細胞の品質管理など。

関連情報

関連する論文

  • Kobayashi-Kirschvink, K. J., Nakaoka, H., Oda, A., Kamei, K. F., Nosho, K., Fukushima, H., Kanesaki, Y., Yajima, S., Masaki, H., Ohta, K., Wakamoto, Y.  Linear Regression Links Transcriptomic Data and Cellular Raman Spectra. (2018) Cell Systems 7(1): 104-117.E4. doi: https://doi.org/10.1016/j.cels.2018.05.015
  • 亀井健一郎, 小林鉱石, 中岡秀憲, 若本祐一. 細胞のラマンスペクトルから遺伝子発現プロファイルを推定する新手法. (2019) バイオサイエンスとインダストリー, 77(1): 17-21.
  • 小林鉱石, 亀井健一郎, 中岡秀憲, 若本祐一. ラマンスペクトルから細胞の遺伝子発現を推定する. (2020) 生物物理. 60(2): 108-110. doi: 10.2142/biophys.60.108
  • 若本祐一. ラマン分光を用いた細胞内の遺伝子発現の推定. (2020) 実験医学増刊 「機械学習を生命科学に使う!」(小林徹也, 杉村薫, 舟橋啓 編). 38(20): 3376-3383.

 

本技術を用いて進めている研究プロジェクト

  • JST CREST 「ライブセルオミクスと細胞系譜解析によるパーシスタンスの理解と制御」(研究代表者:若本 祐一)

公開日 / 更新日

  • 2022年09月26日

識別番号

  • No. 00261-02

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SDGs

公開日 / 更新日

  • 2022年09月26日

識別番号

  • No. 00261-02