水中の柔らかい微粒子を粒径選別・空間配置できるデバイス
豊田 太郎大学院総合文化研究科 広域科学専攻
本研究で提供するデバイスは、水中で浮遊するマイクロメートルサイズの柔らかい微粒子(人工小胞体、ゲル微粒子、細胞など)をサイズによって選別し、目的のサイズのものをマイクロメートル間隔で配置できる。デバイスの材質は、透明性が極めて高いポリジメチルシロキサンとガラスであるため、光学顕微鏡(特に蛍光顕微鏡)でデバイス内の微粒子を一つ一つ観測することが可能である。 なお、本デバイスは、東京大学生産技術研究所の竹内昌治研究室との共同研究の成果であり、生命動態システム科学拠点事業「複雑生命システム動態研究教育拠点」から支援を受けて創製された。