萬木 孝雄准教授
大学院農学生命科学研究科 農業・資源経済学専攻
SDGs
連携提案
農村開発金融は、農村開発と農村金融というふたつの言葉を合わせたものです。農村開発とは、発展途上国の農村の経済発展を通じて農村家計の所得向上や生活改善を目的とします。開発のためには資金が必要ですので、そのため、農村金融に関する研究は、農村開発の研究に不可分のものになります。
農村開発金融の研究の対象は、主としてサブサハラ・アフリカや南アジアの現在の発展途上国で、それを日本や欧米が発展途上にあった時代にまで拡張して、比較経済発展史的な研究アプローチも志向しています。
研究の課題は、農村家計の生活水準(所得や消費、健康)に影響を与えるようなあらゆる事柄(例:農業生産技術、灌漑・道路・通信等のインフラ、農民組織、マイクロファイナンス、天候保険、森林資源、人的資源、教育制度など)が対象となります。
これらの課題に関心を持つ地方自治体・企業・団体へのコンサルテーション等が可能です。