松田 康弘教授
物性研究所 附属国際超強磁場科学研究施設
SDGs
連携提案
当研究室では1000テスラ超強磁場における物質科学を推進している。磁場は電子の運動を制限し電子状態は量子化されるが、1000テスラでのスピンゼーマン分裂は1350ケルビンの温度に相当するため、化学結合や化学反応にも影響を与えると期待される。また有効質量近似が適当でなくなるため、特に多体効果が顕著な場合の電子の振る舞いは自明でなく興味深い。このような研究に関心のある企業との連携や施設共用などが可能である。
1000 T発生装置での磁場発生の瞬間画像。コイル周辺は破壊されるため、シングルショット実験である。最大電流8百万アンペア。
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