加藤 尚之教授
地震研究所 附属地震火山噴火予知研究推進センター
SDGs
連携提案
岩石実験の結果に基づいた摩擦構成則を用いた地震サイクルシミュレーションを行うことを通して、プレート境界でのサイスミックカップリング、地殻変動、地震活動パターン等についての物理的理解を深める研究を進めている。主な研究テーマは以下のとおり。
(1) 室内実験結果に基づく摩擦構成則の開発。
(2) 非地震性すべりの発生による応力場の変動が地震活動に及ぼす影響についての研究。
(3) 大地震に先行する非地震性すべりの研究。
(4) 断層間相互作用が地震サイクルに及ぼす影響についての研究。
これらの研究に関する解説、助言などが可能である。
(1) 室内実験結果に基づく摩擦構成則の開発。
(2) 非地震性すべりの発生による応力場の変動が地震活動に及ぼす影響についての研究。
(3) 大地震に先行する非地震性すべりの研究。
(4) 断層間相互作用が地震サイクルに及ぼす影響についての研究。
これらの研究に関する解説、助言などが可能である。
事業化プロポーザル
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東北地方太平洋沖地震の発生機構2011年東北地方太平洋沖地震では、海溝に近い領域で非常に大きな地震性すべりが発生したほか、これまでにマグニチュード7クラスの地震が繰り返し発生していた領域を含む広い領域で地震性すべりが発生した。この地震は、海溝近くに強い領域が存在し数百年にわたってひずみエネルギーを蓄積していたと考えることで説明可能である。
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地震発生の物理地震はプレート境界面や断層での不安定すべりにより発生する。この研究室では、岩石の破壊・摩擦特性の理解に基づき、地震の発生機構や地震発生サイクルのシミュレーションに関する研究を行っている。最近の研究から、摩擦特性の不均一性により、プレート境界面では複雑なすべり過程を示すことがわかってきた。また、固着域端での応力集中に着目し、地震破壊発生の条件を明らかにした。